小説の書き方

小説 文学 書籍

Month: September, 2012

#56 海外小説

近代小説の起源は18世紀のフランスくらいに遡るようですが、その後西欧で近代小説というジャンルが完成されました。
それは明治以後に日本に輸入され、日本独自の小説というものが生み出されました。
ご存じのように古今の海外小説には偉大な名作が多くありますが、日本語に訳された翻訳版によって、原作を100%鑑賞するのは不可能だと言われています。
小説の魅力は内容と同時に文章の技巧にあるので、翻訳された小説ではその部分は再現不可能であり、原作の魅力を完全に堪能するには原著にあたるしかないというわけです。
さいわい、今ではAmazonやKindleで洋書を買うのが非常に安価で簡易になっていますので、これはという海外小説は、原著に挑戦するのもいいかもしれません。

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#55 独立系出版社

日本では出版不況が年々悪化する一方、年間の出版点数はどんどん増加しています。そのために、どんどん過当競争が進んでいます。
潰れている出版社も多いのですが、それとは逆に、個性的な独立系の出版社も出現しています。

夏葉社

吉祥寺にあり、社員一人で運営されています。

ナナロク社
良質な本を出されています。

アルテスパブリッシング
音楽に特化した出版社です。

既存の出版社がどんどんインディ化していく中で
こういった独立系の出版社は、ますます存在価値を高めていくと思います。

#54 作家になる方法

作家になる方法は、まずは新人賞を取るというルートが思いつきますが、実際のところ新人賞その他の賞を取ったとしても、その後も作家として順調にやっていける人は、そんなに多くはありません。
新人賞である芥川賞を取っても、その後専業作家になっていない人は多くいます。
職業作家として独り立ちするには、良質な作品を、継続的に出していける実力が必要になります。
また、作家と作品をうまくプロデュースしていく編集人や出版社の協力も必要です。
「実力」と「営業・プロデュース」の二点が満たされることが、職業作家の条件と言えるでしょう。

#53 キャラクター設定

映画の場合、ヒット作品を作るためには、人気俳優を起用することが基本です。それが、映画を見る人に配役のファンになってもらう手っ取り早い方法だからです。
小説の場合も、読者に主人公や登場人物を惚れされることが重要です。
そのために必要なことは、強力なキャラクター設定になります。平凡で特徴のないキャラクターだと、読者の心をつかむことはできません。
キャラクター設定は、説明的な描写ではなく、その登場人物の個性的な言動になります。
具体的なアクションを描くことが、強力なキャラクター設定につながります。

#52 オマージュ

オマージュ(=和歌で言うと本歌取り)は、芸術や文学的手法として確立したテクニックです。
古今東西の名作を、様々なアレンジを加え、自作小説の下敷きや素材にする方法です。
バレないようにそのままパクッてしまうと、盗作になって、これはアウトです。
原作を冷やかして利用すると、パロディになります。
オマージュは、作者と読者ともに深い教養と読解力が要求される、高度な技法です。